HDD注意-不良セクタ

HDD(ハードディスク)の不良セクターが一定数以上を越える(NASの設定による)と「注意」表示が表示されるので、HDDの交換を実施しました。

 

SynologyのNASでは不良セクターが一定数を越えると警告を表示する事がでます。設定により使用しているディスクの不良セクターに問題が発生すると「注意」が表示されディスクに対して適切な処理を実施する必要が生じます。今回はディスクの不良セクターが設定値以上になったので「注意」となってディスク交換を実施し問題を解決しました。

今回の注意の前提条件
・SHR2(2台までのディスクの問題まで許容)
・ディスクの不良セクター(物理的にHDDに問題した時の許容数)が『80』

NASのディスク(HDD)に問題が発生した時にどこまで許容するかを設定指定しています。今回はその設定値の不良セクターの許容を超えたので対処しました。

作成日時 2018-05-24 04:35, 更新日時 2020-06-18 03:22


『「注意」ドライブの正常性が低下しました。』

メッセージ「注意」が表示されます。

メッセージ(ドライブの正常性が低下しました。)からディスグに問題が発生しているようです。
ディスクを管理している「ストレージ マネージャ」を起動して詳細を確認します。

概要からは問題がどこにあるのかは不明なので左のタグを操作して問題を確認します。

「ディスクグループ」から「ディスク6」のステータス「警告」が確認できます。

「ディスググルーブ」では「ディスク情報」の詳細は確認できないので「HDD/SSD」タグを表示します。

「ディスク情報」の詳細を確認するために「HDD/SSD」タグを表示します。

「ディテスク6」の警告内容を確認すると「不良セクタ」が規定値を超えていることが確認できます。

履歴を確認すると突然問題が発生したようです。

まー、良くなったのですがシーゲート製(^^;

「ストレージ マネージャ」の「全般」から「不良セクターの警告」の設定を再度確認します。

設定は不良セクターが50を超えると「警告」を表示するように設定しています。

不良セクターが発生したディスクに対して「S.M.A.R.T.テスト」の「拡張テスト」を実施してみます。

このテストで問題が深刻である場合にはディスク交換を実施予定です。

テスト中。

「S.M.A.R.T.テスト」の結果かでは「エラー」が検出されました。

「1台以上のHDD/SSDでS.M.A.R.T.エラーが検出されました。故障したドライブを正常なものに交換するようお勧めします。」

「S.M.A.R.T.テスト」の結果を確認すると「失敗」となっています。

システムイベントの表示では「S.M.A.R.T.テスト」の結果を元に問題のディスク6の問題を表示しています。

最初の「注意」の後実施した「S.M.A.R.T.テスト」の結果でディテスク交換を促されたのでディスクを交換することにしました。

ディスク交換は壊れたディスク以上の容量が必要になります。

今回はディスクをジーゲート4TBからHSGTの4TBへ変更し交換しました。
価格はアマソンで1万5千円前後(2018/05現在)でした。

シーゲート社製は非常に故障率が高いです。

ディスク6を交換

ディスクを取り出すと警告音が鳴るのでビープ音をオフにします。

ディスクを取り出した後に表示される「ディスクグループ」の表示は交換すべきディスクの指定を表示しています。

 

ここでは元のディスク容量以上の容量を指定しています。

新しいディスクを挿入/認識後「ディスクグループ」の「管理」ボタンを押して「修復」を選択します。

修復が実行されます。

修復を待ちます。

今回問題が発生したNASサーバーは最大2台のディスクに問題が発生した場合でもサーバーとして運用を継続することが出来る設定です。従って、これまでの作業中サーバーの運営を停止することなく修復作業を実施しています。

修復作業の完了。

修復が完了すると最終的に「健康」表示になります。

問題が発生したディスクの確認。

ログから修正の状況を確認します。


ディスク(HDD)の不良セクターが設定値以上になり表示に「注意」が表示されて、ディスクの確認から交換して修復までした。

問題の発生確認からディスクを注文して交換し修復完了までは約2-3日でした。
ディスクの交換から修復完了までは今回は約20時間でした。

運用しているNASサーバーは基本的に2台までのディスク故障まで許容できることが修復完了までの時間的な余裕が有りました。