2016年08月06日 カーナビのモニター修理

先日、カーナビ(パイオニア AVIC-VH009G)の修理を行ったのですが、その続編です。

 

カーナビの修理は問題となった「モニターユニット」を交換して修理できました。今回はその交換した壊れている「モニターユニット」の修理編です。修理は、3時間弱ほどかかりました。

 

さて、

モニターユニットの何処が壊れているか?


ネット上の情報と症状からモニターのフレキシブルケーブルが問題で有ると言うことは判っていました。今回はフレキシブルケーブルを交換してモニターを修理した記事です。


AVIC-VH009G  (パイオニア 2006年製)

 

作成日時 2016-08-05 22:29 更新日時 2016-08-11 02:39


モニターユニットのフレキシブルケーブルをオークションサイトから3千円弱で購入しましました。

 

最初のナビ修理でケーブルだけ購入して修理予定でしたが、他の部分も壊れているかもということと、予備が有ってもいいかなーと言うことで、一式購入しました。


交換した壊れたモニターユニットをフレキシブルケーブルの交換のために分解します。
モニターが斜めに出た状態のままになっています。

モニターユニットを分解するためのネジ部分を確認します。

モニターユニットは、上の液晶部分と下のボタン部分に分かれているようです。背面と両側面のネジを外すと分解できそうです。また、ボタンの部分も黒いプラスティックの左右のネジを外すと外れそうです。

左右のプラスティック部分のネジを取ります。このネジ、ネジロックでがっちり止めてあるので非常に固いので外す際にはぴったり合ったドライバーで慎重に回して外します。

外しました。

 

青いネジロックの接着剤でがっちり止まっていました。

左右のネジが外れたら、スイッチ部分をそっと手前に引き出します。
向かって。左側に白いフレキシブルケーブルが有ります。

ケーブルは、押さえのプラスチックを上にして外します。

外れました。

次は、液晶ユニット(上の部分)を外すために、先に確認した左右と後ろのネジを外します。ネジを外し下方向に開くと基板と問題のフレキシブルケーブルが現れます。

ケーブルを外すと基板と分離できるようです。

ケーブルは、コネクタとケーブルを基板に固定するプラスチック部分で基板に接続/固定されています。

 

先ず、ケーブルを基板に固定している白いプラスチック部分を基板から左右とも外します。

次にコネクタの止めを上げてフレキシブルケーブルを基板から外します。

これで、基板と液晶部分を分離できます。

液晶側のフレキシブルケーブルをみると、プラスティックで固定されています。これを外します。

止めているプラスティックを外すと、更にコネクターで接続されているので、これもコネクターの止めを上げて外します。これで、残りは液晶部分のコネクターだけになりました。

液晶の裏でフレキシブルケーブルを止めている金属製の留め具を外します。

外すとこんな感じです。

フレキシブルケーブルに黒い止めが付いて、この黒い止めを液晶のユニットの穴に入れているようです。液晶部分の開閉時のストレスが直接フレキシブルケーブルに伝わらないようにしているようです。しかし、金属製の留め具と比較的堅めの黒い止めで、その下のフレキシブルケーブルを取り付けの際とか、液晶の開閉時に当たるようになると、直ぐに痛める事になっているようです。なんか、対策の対策をしたがまだ足りない感じ。根本解決をしていない。だから、こここで多くの問題が発生しているようです。

さて、まだ、液晶部分のコネクターが見当たりません。どんどん、分解していきます。

 

次は、液晶上部のスイッチ部分を外します。裏側のネジを4本外します。

後ろから持ち上げるようにすると、パカッと外れます。

外した後。

タクトスイッチとセンサー、LED、フレキシブルケーブルなどが見えますが、このユニットはこれ以上分解しなくても、交換予定のフレキシブルケーブルを交換できるようなので、ここまでです。

液晶ユニットの左右にあるネジを外します。

遂に、問題のフレキシブルケーブルの他方の端が見えるようになりました。

 

このケーブルをコネクターから外して、交換します。

コネクターの押さえを外して、コネクターを抜きます。

 

外したときには気づかなかったのですが、このコネクターの押さえの部分は非常に壊れやすく、非常に慎重に外す必要があります。私は、壊してしまって後で補強する羽目になりました。

ちょっと休憩。

液晶ユニットの基板を鑑賞。

古いフレキシブルケーブルを完全に外します。

ここからは、復旧です。

新しいフレキシブルケーブルを取り付けながら組み立てていきます。

ケーブルをくぐらせて、液晶ユニットのコネクターに。。???

なんか変、コネクターを壊していたようです。んー、仕方ないので、コネクターを接続後に補強することにします。

その前に、液晶が映らなくなった原因がフレキシブルケーブルだったのか、動作確認が出来るくらいに組み立てます。

ナビゲーションとTVユニットを接続しても電源を入れてみます。

おー、問題無く動作しています。液晶と接続しているフレキシブルケーブルの問題だったのですね。

 

さて、液晶部分のコネクターの補強のために再度分解します。

これで、コネクターの爪代わりに。

愛用のグルーガン。

 

樹脂で固めます。

 

基本コネクタ部分は動くことはないのですが、振動で抜けるのを避けるために補強します。

修理後の動作確認です。

 

問題無く動作しています。

 

ん、これで、ナビ2台体制?

 

この直ったナビ一式は、友人に送ってしまいました。古いナビですが、地図を2014年版にアップするとまだ数年は使えます。また、1DIN+1DIN+1DINの3DIN構成なので、比較的取り付け位置が自由になるので譲って欲しいと言うことになり送りました。

 

そのうち取り付けるでしょう。