たぶん、私が所有する一番古い測定と思われるアナログテスター(T-50BZ)の調子が2016年初頭からすぐれなくなっていました。どうも導通ブザーに由来する問題ということは分かっていたまで、自己修理(1993年発売の機種)を行ってみました。
結果的には、修理と言うレベルでもなかったのですが、復旧したので修理扱いと言うことでお願いいたします。
作成日時 2016-05-05 17:40 更新日時 2016-05-05 18:01
発端は...
なんか、愛用のテスターの調子が悪い(^^;
導通ブザーの鳴りが変だし、テスターを傾けるとカタカタと音が鳴るし。。。
と、いうことで修理に挑戦することにしてみました。
分解開始
つまみを外してみる。
結構堅くて大変でした。
外して分かったことは、外す必要は無かった事です。つまみを外しても、基板を外す手助けとはなりませんでした。
裏蓋を外し、ロータリーの接点も外します。
テスターの基板は、4箇所のテストリードが入るミノムシとがっつり半田付けで固定されています。
4箇所の半田付けを外すと基板の裏が見えます。
この時点で今回の不良の原因は特定されました。
原因:
導通ブザーに使用している圧電ブザーの接着が外れて基板の一部と接触しているようです。
さて、ここからは修理です。
圧電ブザーを再接着するために、接着剤を塗ってしばらく待ちます(瞬間接着剤ではないので)。
圧電ブザーを元の位置に接着します。
ここで、しばらく乾くのを待つために休憩。
せっかくなので、接点を復活剤でごしごしと。同時にバネも調整しました。
ロータリースイッチ組み立て、電池入れてをカバーを取り付けます。
動作確認をして完了しました。
実際に、修理を行おうと裏蓋を開けてから、2ヶ月位かかってしまいました。ほとんど、放置状態です。実際の修理時間は、30分程度です。
これで、アナログ・テスターが復帰したので、快適です。一家に一台はアナログ・テスターを。。